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title: 川崎ブレイブサンダース 社長 川崎渉【行政との連携】前編｜川崎市とクラブの企画は、どこから始まるのか
description: スポーツクラブと行政は、どちらが企画を持ちかけ、どこまで一緒に進めるのか。川崎市立の全小学校にこども新聞を届ける川崎ブレイブサンダースの社長、川崎渉に、受ける話と受けない話の線引きを聞く、machi-zuku（マチヅク）のまちづくりルポ。
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# 川崎ブレイブサンダース 社長 川崎渉【行政との連携】前編｜川崎市とクラブの企画は、どこから始まるのか

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2026.10.24

![試合中、ゴールに向かって跳び上がり、片手でシュートを放つ川崎ブレイブサンダースの選手](https://machi-zuku.com/hs-fs/hubfs/machi-zuku/articles/mczk19-kbt/kawasaki-brave-thunders-kv-game-1-01.jpg?)

![構想ビルが建ち並ぶ都会のオフィス街](https://machi-zuku.com/hs-fs/hubfs/company-header.jpg?)

## 目次

スポーツクラブを運営するなら、地元の行政との連携なしには進まない。男子プロバスケットボールBリーグの川崎ブレイブサンダース。その社長を務める川崎渉は、そう話す。クラブは2020年、本拠地の神奈川県川崎市と、SDGｓの推進に関する協定を結んだ。また、市立の小学校に届くこども新聞や、新1年生に贈る学用品や文具のセットは、クラブから市へ持ちかけた企画だ。川崎市という街で、クラブは行政とどこまで一緒に企画を進めるのか。川崎に聞いた。

## スポーツの街、音楽の街

取材の日、横浜から東急東横線に乗り、武蔵小杉駅で降りた。構内の大きな柱に、川崎ブレイブサンダースのラッピング広告が巻かれている。取材先の川崎駅へは、ここから細長い市に沿って走るJR南武線で向かう。

市は縦に長い。市の長い向きに沿って走る路線は1本で、ほかの線は東京や横浜へ向かって横に走る。地域によって生活圏や文化圏が違う、と川崎渉は話す。

クラブの事務所は、試合会場のある武蔵小杉ではなく、川崎駅側にある。南部は工業地帯として発展し、会社が多い。

![川沿いの土手と遠くの鉄橋、右手に建つ茶色い高層ビル。手前の階段を子どもが駆け下りていく](https://machi-zuku.com/hs-fs/hubfs/machi-zuku/articles/mczk19-kbt/kawasaki-brave-thunders-tamagawa-office-building-1-02.jpg?width=2048&height=1365&name=kawasaki-brave-thunders-tamagawa-office-building-1-02.jpg)多摩川沿いから見た、クラブの事務所が入るビル（右手）

生活圏はばらばらでも、川崎市を良くしたいと思う人は多い、と川崎は見る。そういう人たちには、使えるものは使う、という感覚がある。スポーツの街、音楽の街と、街を呼んでみる。

「そういう川崎カルチャーはあると思います」と川崎は言う。

市とクラブは2020年9月に協定を結んだ。バスケットボールを通じた市民の健康づくりや、SDGs（国連が定めた持続可能な開発目標）の啓発を、連携して進めるための協定だ。2026年1月には未来を見据えてさらに連携を強化するため、親会社の株式会社ディー・エヌ・エー（DeNA）を加えた3者で、まちづくりの連携協定が新たに結ばれた。

### 連携なしには進まない

![両手を広げて話す、川崎ブレイブサンダースの川崎渉社長](https://machi-zuku.com/hs-fs/hubfs/machi-zuku/articles/mczk19-kbt/kawasaki-brave-thunders-ceo-kawasaki-wataru-1-03.jpg?width=2048&height=1365&name=kawasaki-brave-thunders-ceo-kawasaki-wataru-1-03.jpg)川崎ブレイブサンダース社長の川崎渉（2026年9月1日の取材で）

行政との連携は大前提だ、と川崎は話す。市長をはじめとして川崎市はスポーツに理解があり、話は進みやすいという。行政にもっとスポーツクラブを活用してほしいとは、どのスポーツクラブも思っているはずだ、と川崎は言う。活用されれば、クラブからも話を持ちかけ、行き来のある会話になる。

ほかのクラブから市との連携の仕方を聞かれても、川崎は答えに困る。市は連携する先の一つで、提案が通るときは通り、通らなければ理由を聞いて別の手を考える。会社で働く人の多くが普段していることと変わらない感覚だからだ。

市で連携を担う部署の職員とも、いつでも声をかけられる関係であることがとても大事だという。急ぐときには、その職員に自分で電話をかけて相談することもある。

### クラブから、市から、地域から

その行き来の中で企画がどこから始まるかを聞くと、川崎の答えは「本当に多種多様です」だった。クラブが、自分たちのビジネスの課題を解くために企画を立てることもある。企画には相手の協力が要るので、相手にも価値がある形に組み立てるという。市が抱える課題について、相談が来ることもある。スポンサーから、一つの民間企業ではやりにくい企画をクラブと組めないかと声がかかることもある。

武蔵小杉駅の高架下にあるのが、こどもの居場所「THE LIGHT HOUSE KAWASAKI BRAVE THUNDERS」だ。小学生から高校生までが無料で使え、室内には漫画やプログラミングを学べるゲームが置かれている。高架下に空いたスペースを有効活用できないかとオーナーから声をかけてもらったことから始まった。川崎の着任より前のことだ。

![高架の脇の赤い柱に取り付けられた、THE LIGHT HOUSE KAWASAKI BRAVE THUNDERS の丸い看板](https://machi-zuku.com/hs-fs/hubfs/machi-zuku/articles/mczk19-kbt/kawasaki-brave-thunders-the-light-house-sign-1-04.jpg?width=2048&height=1365&name=kawasaki-brave-thunders-the-light-house-sign-1-04.jpg)高架の下に掛かる「THE LIGHT HOUSE KAWASAKI BRAVE THUNDERS」の看板（武蔵小杉駅の高架下）

市内の複合商業施設にあるバスケットコート2面は、クラブが施設のオーナーに掛け合うところから始まった。2022年秋に開業し、クラブが直営で運営している。鷺沼公園と御幸公園のバスケットゴールは、クラブが市の公募事業の枠に応募したものだ。期間限定での設置が始まった後、住民や利用者のアンケートで好評だったため常設することになった。

学校に届ける副教材やこども新聞、新1年生に贈る学用品や文具のセットも、同じくクラブの発案だ。「あれは全部、クラブから市への『こういうことをやりたい』という提案から始まりました」と川崎は振り返る。では、クラブの側から持ちかけたとき、話はどこから始まったのか。

## 課長から、教育委員会へ

川崎市立の小学校と特別支援学校の全119校に、クラブが作る「川崎ブレイブサンダースこども新聞」が3か月に1度届く。5・6年生の授業では、クラブが作った副教材が使われている。新1年生には、入学を祝うセットが贈られた。入学のセットも副教材も、市の教育委員会を通っている。

こども新聞の創刊は2025年10月で、全学年に配られる。載っているのは、選手やスタッフのインタビュー、クラブで働く人の仕事の紹介、管理栄養士がすすめる食事のレシピだ。

![机に置かれた「川崎ブレイブサンダースこども新聞」。選手の紹介とホームゲームの日程が載っている](https://machi-zuku.com/hs-fs/hubfs/machi-zuku/articles/mczk19-kbt/kawasaki-brave-thunders-kids-newspaper-1-05.jpg?width=1240&height=827&name=kawasaki-brave-thunders-kids-newspaper-1-05.jpg)川崎ブレイブサンダースこども新聞。小学生の全学年に向けたものとしては、Bリーグのクラブで初めてだという（クラブ調べ） ©KBT

副教材は「KAWASAKI GLOBAL CHALLENGE NOTE（グロチャレノート）」。選手やスタッフのインタビュー動画を見て、将来について答える冊子だ。教育委員会の監修のもと、事務局と打ち合わせを重ねて作られた。

### スポーツ室の課長を訪ねる

入学を祝うセットは、のちの「にゅうがくおめでとう！サンダースギフト」である。クラブが最初に訪ねたのは、教育委員会ではなく、川崎市市民文化局市民スポーツ室の課長。持っていったのは、こうなるといいという内容をまとめた、2枚ほどの紙だ。

課長は、やりたいことは分かったと受け止めたうえで、教育委員会が入らなければ進まないと告げた。

クラブは、教育委員会とは初対面のあいさつから始めた。先に決めていたのは、子どもたちに向けた企画をやる、ということ。市を通せば、小学校の全校に一度に届けられる。通らなければ、幼稚園や保育園を一つずつ訪ねるつもりだった。

構想から新1年生に配るまでの約1年のうち、10か月は市と一緒に取り組んだ。市や教育委員会への相談は、どんなものが本当に子どもたちの役に立つのかを聞き取るところから始めた、と川崎は話している。

聞き取りの中で、交通安全の助言を受けた。小学1年生になると一人で歩く機会が増え、事故に遭う確率が高まるという。セットに反射材の付いたグッズが入ったのは、そのためだ。クラブのスポンサーに、常に交通安全を最優先に考えている、トラック関連の様々な事業を営む会社があった。

話し合いの中で出た結論は、保育園ではなく入学のときに贈る、というもの。その間に、クラブは地域の企業へ、セットができたら協賛してほしいと頼んでいた。市との話がまとまり、地元の企業など6者の協賛もそろったところでセットを一斉に作った。

![マスコットのロウルが描かれたトートバッグ、ハンカチ、自由帳、クレヨン、定規、巾着、キーホルダーを並べた写真](https://machi-zuku.com/hs-fs/hubfs/machi-zuku/articles/mczk19-kbt/kawasaki-brave-thunders-thunders-gift-1-06.jpg?width=1240&height=827&name=kawasaki-brave-thunders-thunders-gift-1-06.jpg)新1年生に贈られた「にゅうがくおめでとう！サンダースギフト」 ©KBT

セットは7点。配る相手は、市内の新1年生およそ1万2000人にのぼる。協賛した企業からは、アリーナの中にとどまらず市内の小学校の全域に届く点がほかの提案とは違う、という反応が返ってきた。川崎はそう話している。

## 続けられる形かどうか

セットは、市が入って中身が決まり、協賛がそろって形になった。形にならなかった話は、何が違ったのか。

声をかけられても最終的に断った話や、形にならなかった話はあるのか。取材でそう聞くと、「細かいところで言うと、いっぱいあるとは思います」と川崎は言う。クラブから市へ声をかけて難しかった話もあれば、クラブが持ちかけられる話もある。受ける話と受けない話は、何で分かれるのか。

実際にはあまりない話だと断ったうえで、川崎はこう例える。ある企画の費用が、ずっとクラブの持ち出しになるとする。しかもクラブの名前は外にあまり出せない。それでも、体験する子どもたちのためにはなっている。そういう話で行き着くのは、「これはずっと続くんでしょうか」という問いだ。

受けるか断るかは、クラブにも市にも、誰かが無理を続ける状態、川崎が“歪み”と呼ぶ状態が出ないかで決める。無理が出ない話なら、できるだけやりたい。ただ「歪みが生じそうだと思ったら、全部が全部イエスにはなりません」と川崎は言う。始めるときに誰かが投資したり、一度やってみたりする無理はある。それが続いてしまう無理とは別だ、と川崎は分けて見ている。

### 3年から5年で限界が来る

取材のはじめに、地域との取り組みで気にかけてきたことを聞いた。そのときも川崎が挙げたのは、続けられるかどうかだった。始めるときの無理が恒常的になると、3年から5年で限界が来る。川崎は過去の経験からそう考え、「誰かが無理を続けている状況では、絶対にいいものにはなりません」と言う。

![口元に手を当て、横を向く川崎ブレイブサンダースの川崎渉社長](https://machi-zuku.com/hs-fs/hubfs/machi-zuku/articles/mczk19-kbt/kawasaki-brave-thunders-ceo-kawasaki-wataru-1-07.jpg?width=2048&height=1365&name=kawasaki-brave-thunders-ceo-kawasaki-wataru-1-07.jpg)2026年9月1日、取材で

限界が来る前に、その無理に気づくのは社長か、現場か。川崎は「どっちもありますね」と答える。現場が気づいたときに声を上げられる状況も、大事にしている。

気づいたあと、クラブがやるべきかどうかには、数字で割り切れない部分が残る。その判断を担当者だけで抱え込むことについて、川崎はこう話す。「この部署やこの担当がやったほうがいいと思ったから、飲み込んでやっている。そういう状況を強要するのは、組織としてはあまり良しとしていません」

全体を見た判断は、社長と経営会議で議論しなければならない、と川崎は言う。使えるものには限りがあるからだ。

### 時間軸を伸ばしやすくなった

着任からの3年で、売上と社員の数が変わった。売上は着任前の17〜18億円ほどから、直近のシーズンの25億円ほどに増えた。社員も増やしている、と川崎は振り返る。会社として使えるものが増え、すぐに成果の出ない取り組みも検討しやすくなった。赤字にならなければ、続けることもできる。「3年後、5年後に返ってくるかもね、という地域への貢献を、検討しやすくなりました」と川崎は言う。

川崎は2024年8月の会見で、親会社に依存せず、しっかりとした収益構造を確立することを前提に経営していると話している。社名に親会社の名を持つクラブが、なぜ親会社に依存しない経営を前提にするのか。後編で聞いた。

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近日公開：後編  
社名にDeNAの名が入るクラブの社長が、経営の前提に親会社の支援を置かない理由を語る。スポーツの仕事を選んだわけと、クラブの活動をアリーナへ広げる考えを聞く。

取材対象者プロフィール

![クラブのロゴの前に立つ、川崎ブレイブサンダースの川崎渉社長](https://machi-zuku.com/hs-fs/hubfs/machi-zuku/articles/mczk19-kbt/kawasaki-brave-thunders-ceo-kawasaki-wataru-profile.jpg?width=2048&height=1365&name=kawasaki-brave-thunders-ceo-kawasaki-wataru-profile.jpg)川崎 渉（かわさき わたる）　  
株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース 代表取締役社長。A.T. カーニーを経て2012年にDeNAへ入社し、マンガアプリをプロダクトオーナーとして立ち上げる。DeNAを退社したのち、東京ヴェルディ、名古屋グランパスを経て、2018年からFC東京でマーケティング領域を統括。2023年にDeNAへ戻り、川崎ブレイブサンダースへ出向して、同年6月に代表取締役社長に就任した。

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steer株式会社

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